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ヘルメットを着用して安全に楽しく自転車に乗りましょう!

改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日からヘルメットの着用が努力義務となりました。

ヘルメットの着用が努力義務化になってから3週間ほどですが、ヘルメット未着用での重傷事故や死亡事故が発生しています。

警視庁によれば自転車死亡事故の約7割はヘルメット未着用で、ヘルメット未着用時の死亡率はヘルメット着用時の約2.3倍にまで上昇します。
また、ヘルメット未着用での死亡事故の半数以上が頭部に損傷を受けています。

自転車事故の被害を軽減するためにヘルメットを被り頭部を守ることが非常に重要です。
しかし、ヘルメットは正しく被らなければ十分な役割を果たすことができません。

自分を守るため、命を守るために正しくヘルメットを被りましょう。

 

自転車用ヘルメットを着用するときのポイント

①自分の頭にあったヘルメットを選ぶ

・もし、頭のサイズよりも大きすぎるヘルメットを使用した場合…
事故やアクシデントが発生してしまった場合、頭から外れてしまい十分にヘルメットの役割を果たすことができません。

・もし、頭のサイズよりも小さすぎるヘルメットを使用した場合
走行中やライド中に痛みや圧迫感を感じてしまう場合があります。そもそも頭にフィットしないこともあります。

ヘルメットを購入する際はぜひ自転車販売店などで実物を被ってみて、サイズ感を確かめてみてください!

②ヘルメットの被り方

浅く被っている人をよく見かけますが、おでこが隠れ眉のラインと同じくらい深く被るのが正しい被り方です。
ヘルメットを正しく被るために以下の順序で被りましょう!

ヘルメット後ろ側にアジャスターがあれば十分に緩めます。
ヘルメットを頭に被ります。おでこが隠れ、眉のラインと同じくらい深く被り、左右のバランスが均一になるように被りましょう。
あごひものアジャスターを耳元に収まるように調整し、あごひもが捩れていないかを確認する。


ヘルメット後ろ側のアジャスターを右側に回し、頭にフィットするようにきっちりと締めます。頭を上下左右に振ってヘルメットがずれることなく、締めすぎで頭が痛くない程度に締めます。


あごひもを締めます。あごひもはあごとひもの間が苦しくない程度で指が1~2本入るように調整します。

 

ヘルメットに慣れないうちは鏡を見ながら被ると被りやすいでしょう。
また、被り方がわからなければぜひ自転車店のスタッフに聞いてみてください!

 

③ヘルメットの寿命

自転車用ヘルメットの寿命(耐用年数)は使用開始から「3年」とされています。

ヘルメットの劣化は事故等で衝撃を受けて時だけではありません。紫外線や雨や土による自然環境からの影響や、人の汗・皮脂から受ける人的要因などから徐々に劣化していきます。長く使用し劣化が進行したヘルメットでは、アクシデントが発生した際に十分に性能が発揮されないことが想定されます。

見た目はまだまだ使えそうなヘルメットでも、素材の劣化は目に見えませんので使用開始から3年を目安に交換しましょう。

④もし転倒してしまったら…

実際に落車等で転倒しヘルメットをぶつけてしまた場合には、そのヘルメットの使用を中断し交換しましょう。
大きな外傷が見られない場合でも、ヘルメット内側の衝撃吸収部がダメージを受けていることがありますので交換しましょう。

 

 

・ヘルメットが頭部を守ってくれた実体験

昨年、NESTOスタッフがサイクリング中に単独で転倒する事故がありました。おおよそ25~30km程度で障害物にぶつかり、バイクから前方に投げ出され頭から落下するような形で転倒しました。この時顔を5針縫うほどの大けがを負いましたが、幸い命に別状もなく身体に麻痺やしびれが残ることもありませんでした。

もしヘルメットをしていなければ、そのスタッフは頭から直接地面に落下し頭部に大きな損傷を受けていたかもしれません。
この時本当にヘルメットに大切な存在なんだと感じました。

 

最後に

落車や転倒をしないことが一番ではありますが、不可避な事故や落車はどうしても発生してしまうことがあります。

アクシデントが発生した時、被害を少しでも軽減するため、自分の身や命を守るためにぜひヘルメットを被りましょう!